top of page

逆境を成長に変えるには?本田圭佑とイチローに学ぶ成功のメンタル

更新日:2月26日


成功

スポーツの世界では、どんなに優れたアスリートでも逆境や困難に直面することがあります。

そのとき、どのように考え、どのように行動するかが、その後の成長や成功を左右します。


本記事ではトップアスリートの言葉をもとに、成功するためのメンタルについて考えていきます。


結論:考え方は自由。自分に合った考え方をすれば良い

こう言ってしまうと身も蓋もないですが、自分に合った考え方をしましょうというのが結論です。


「ピンチはチャンス」と前向きに捉える人もいれば、「ピンチはピンチ」と現実を受け止めながら乗り越える人もいます。


なかにはポジティブが善、ネガティブは悪と決めつけている人がいます。

ポジティブであることは素晴らしいですが、だからと言ってネガティブを完全に否定する必要はありません。大切なのはバランスです。


絶対に正しい正解はないため、どちらが正しいというわけではなく、大切なのは 自分に合った考え方を選ぶことです。


逆境を「チャンス」と捉えた本田圭佑選手

サッカー元日本代表の本田圭佑選手は、どんな状況でも前向きに考えるマインドの持ち主です。

彼がモスクワのクラブ(CSKAモスクワ)に在籍していたとき、大きな試練が訪れました。


右膝半月板損傷


これはサッカー選手にとって、選手生命を左右しかねない重大なケガです。

多くの選手がこのような状況に陥った場合、落ち込んだり、不安を抱えたりするものです。


しかし、本田選手は違いました。インタビューで彼はこう語っています。

「怪我したことはね、残念ですけどしょうがないですし。怪我して思ったことはやっぱり僕チャンスやなと。」

本田選手にとって、ケガは単なるアクシデントではなく、自分を成長させるための機会だったのです。

では、なぜ彼はこのような思考ができたのでしょうか?


本田選手の考え方のポイント


  1. 「しょうがない」と受け入れる:起こってしまったことを悔やんでも仕方がない。現実を受け入れることで次の行動に集中できる。


  2. 「チャンス」と捉える:ケガによって失ったものではなく、新たに得られるものに目を向ける。リハビリ期間を成長の機会と考える。


  3. ポジティブな言葉を使う:「ピンチだ」と思えば苦しくなる。「チャンスだ」と思えば可能性が広がる。


このように同じ出来事でも「チャンス」と考えれば、そこから新しい挑戦や成長につなげることができます。


怪我というと多くの人はネガティブに捉えてしまいます。

本田選手は右膝半月板損傷という事実に対して、自分に何ができるか?という視点で前向きに捉え直すことで成長の機会と考えたわけです。


今、この記事を読んでいるあなたは同様の考え方ができるでしょうか?

頭で理解することはできるかもしれませんが、実際に同様の事が起きた場合に実践できるかは別です。


中には「本田圭佑選手だから・・・」と感じる方もいるでしょう。それも素直な感情です。

本田選手のようなメンタルが持てない自分はトップアスリートになれない・・・と悲観することありません。


「ピンチはピンチ」と捉えたイチロー選手

一方、元プロ野球選手のイチロー選手は、本田選手とは異なる考え方を持っています。

彼は次のように語っています。

「ピンチはチャンス、という人がいるが、少なくとも自分はそんなメンタルにはなれない。(自分の場合は)額面通りのピンチに立ち向かう、ということを繰り返してきた。」

つまり、無理に前向きに考えるのではなく、ピンチはピンチとして受け止め、そこから逃げずに向き合うことが重要だと考えていたのです。さらに彼はこう続けます。

「ただ、後になってあのピンチは自分にとってのチャンスだったと思えることがたくさんあった。ピンチをピンチとして捉え、それを(何とか)乗り越えて『あれは自分を前に進めるためのチャンスだった』と言える日が来てほしい。(ピンチに際し)そこから逃げ続けた人にはそんな日は来ないですから。」

イチロー選手にとって、ピンチを無理にポジティブに変換するのではなく、まずは厳しい現実に正面から向き合うことが大切だったのです。


イチロー選手の考え方のポイント


  1. 「ピンチはピンチ」と受け止める:無理にポジティブになろうとせず、厳しい状況をそのまま認識する。


  2. 逃げずに向き合う:苦しい状況でも、自分ができることを一つずつ積み重ねる。


  3. 後から振り返るとチャンスだったと気づく:乗り越えたとき、過去のピンチが自分を成長させていたことが分かる。


このように、イチロー選手はポジティブシンキングではなく、現実を素直に受け止めることで困難に立ち向かっていたのです。


どちらの考え方が正しいのか?

本田圭佑選手の「ピンチをチャンスと捉える」考え方も、イチロー選手の「ピンチはピンチと受け止める」考え方も、彼らのパフォーマンスを見ればどちらも成功へと導くメンタルと言えます。


大切なのはどちらが正しいと決めるのではなく、 自分に合った考え方を選ぶことです。


あなたにはどちらの考え方がしっくりくるでしょうか?その観点で捉えてぜひ実践してみてください。

もしかしたら、どちらでもなく両方を兼ね備えたハイブリッドな考え方が合っている人もいるかもしれません。


どちらのマインドセットも、最終的には「困難を乗り越えることが成長につながる」という点で共通しています。


まとめ:あなたに合ったメンタルを見つけよう


「ピンチをチャンスと考えた方が良いのか?」

「ピンチをピンチと捉えて乗り越えるべきか?」


この答えは、一人ひとり異なります。


もし今、怪我や試合のプレッシャー、スランプに悩んでいるなら、 あなたに合ったメンタルを一緒に探してみませんか?


私はあなたが持っている可能性を最大限に引き出すお手伝いをします。


今すぐスポーツメンタルコーチングを体験してみよう!

あなたの成長をサポートするプログラムをご用意しています。



 
 

Copyright © 2025 菴木 嶺 All Rights Reserved

bottom of page